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事例紹介
鋳造用砂型を作るための木型製作

今回ご紹介するのは、
バルブ製造に使用される、鋳造用の砂型をつくる木型です。
井上木型製作所は、1927年の創業以来、
発電所向けバルブ関連製品の鋳物用木型製作に携わってきました。
およそ100年もの間、
木型屋である私たちと、鋳造メーカーの皆様とで協力しながら、
一貫してつくり続けています。
しかし、図面通りにつくれば、思い通りの鋳物になる。
そんな単純な仕事ではありませんでした。
製品の寸法通りに肉厚が取れなかったり…
砂から木型がうまく抜けなかったり…
特に、初めて向き合う形状や条件では、
実際にやってみて、初めて分かることもあります。
思い通りの鋳物にならず、夜中や休日まで現場に集まり、
「あーじゃない、こーじゃない」と、お客様と一緒に答えを探す。
そんな日々を、何度も重ねてきました。
モノづくりには、やってみなければ分からないことがあります。
だからこそ、お客様と何度も話し合い、試してみて、考えて、また試す。
そうやって、一つひとつの製品と向き合い続けてきました。
私たち井上木型も、昔から付き合いのあるお客様も、
今なお、この仕事を続けてこられているのは、
技術力だけではなく、そんな諦めの悪さや忍耐強さがあるからかもしれませんね。
どんなに無理難題であろうと、簡単には諦めない。
頭と手を動かして、答えが見つかるまで考え続ける。
これからも、そんな木型屋でありたいと思っています。